よもやま話

,ソロキャンプに関して、ジャンルなく書いています

リターンキャンパーの想い出語り②前編

                        ~五感で楽しむキャンプライフ

北海道行ったなら次は九州へ。

夢のようなソロツーリングキャンプを北海道で味わって、後期の授業が始まってからも、頭の中はツーリングの思い出と、次の春休みにどこへ行くかで一杯でした。

春と言っても3~4月では北韓道はまだ冬。それならば何処へ行くか・・・逆の南国九州に決定!

くたくたの毎日でも心はソロキャンプツーリング

薬学部の3回生の1年間は「狂気の強行軍」と言われるほど、超過密カリキュラムで、講義は毎日午前中2講義、午後から実習。実習の無い日は1日に3~4講義。その間に実習が終わったらレポート提出。次の実習が始まる頃に実習試験。

つまり実習とレポート書きと試験勉強をやりながら、講義を受けるといった毎日を過ごした挙句、9月と2月中旬に10日間、前期・後期の各科目の試験を受けます。それも毎日2~4科目の試験が行われるので、ほとんど徹夜の毎日。

「目の前に覚せい剤があったら思わず打ってるわ・・・」と言う友人もいるほどの毎日を送りました。

そんな毎日勉強でくたくたになりながらも、時間があれば地図とガイドブックを眺める毎日でした。

解放されたぞ、さあ!準備だ。学生援護会通いの日々。

本試験で23科目中、15科目を再試験で通過。3月初旬からやっと解放された思いで、アルバイトの毎日。

40年前の時代でしたからスマホどころかインターネットさえありません。バイト探しは「学生援護会会館」に出向いて「日雇いバイト」を探します。

会館の壁に手書きで書かれた日雇いバイトで条件のよさそうなのを選んで申し込みます。

募集人員を超えると応募者をジャンケンかくじ引きで決めます。

大抵は展示会の会場の設営。引越しの手伝い。時々トヨタの塗装工事のメンテナンスなんかもありました。

タイガージェットシンの一発で200万円

珍しいところでは「プロレス会場の入場警備係」なんかがあって、大人気でいつも応募者が殺到します。

「〇月〇日の全日本プロレス」午後2時から午後10時6000円。バイトしながらプロレス観戦出来るとあってやはり応募が殺到。自分は外れでしたが、友人が抽選で当たりました。

後日「どうだった?」と聞くと、「災難にあったが大儲け」だったと。

なにそれ?事情を聴くと、控室から出てきたレスラーを触ろうとするファンからレスラーを守るために人間とバリケード役をするのですが、入場してきた興奮しまくっていたタイガージットシンと言うレスラーにサーベルのツカで殴られたのだそうです。(群衆から守ってやってるのに)

控室で寝かられていた時、タイガージットシンのマネージャーと称する人がやってきて大きな封筒を渡され「これでどうか内密に」と約束させられたのですが、封筒を開けてビックリ。

なんと札束が2個200万円入っていたのだそうです。

春休み明けに友人に会うと、当時学生の憧れの車トヨタの「セリカXX」に乗っていました。

旅費を稼いでいくぞ!九州。今は無き名店「サトーブラザース商会」

地味なバイトを重ねて、旅費もたまって3月21日に名古屋を出発、2週間の長旅を始める前に、神戸にある「サトーブラザース商会」へ行きました。

この15坪ほどのお店は、神戸ならではと言うか、GHQが駐留していたころからの米軍払い下げの品々が並ぶ商店で、キャンプ用品なんかも格安で販売してました。

狭い店内で軍隊で使っていた野営用の調理器具やカトラリー、テント用のペグ、軍用の缶詰、その他が所狭しと並べられて眺めているだけで何時間も居られる楽しいお店でした。

調理用具とテントのペグ、サバイバルナイフ(今持ち歩いていると検挙されますが)を買って準備が整いました。

いよいよ出発です。

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