無理はしない、だけど冒険心は捨てない
還暦を迎えた今、私は無理はしないスタイルを確立しました。移動はもっぱら自家用車で、無理にバイクや自転車で遠出することはありません。それでも「旅に出た感」を大切にしたいと思っています。旅館やホテルでは、仕事や団体旅行で行くことが多く、どうしても日常から切り離された感覚が薄れてしまいます。そこで、キャンプに出かけることで、思いっきり日常から離れることを目指しています。還暦を過ぎたけど、まだまだ心は若く、旅の冒険心は健在です。できるうちにやっておかなければという思いが、私を毎回のキャンプへと駆り立ててくれます。
キャンプへの出発と準備
キャンプへ向かう日は、いつも朝早くから行動します。車に必要な荷物を詰め込み、途中で昼食用のサンドイッチかおにぎりを購入。これに加えて、夕食の食材も途中のスーパーで揃えます。テント設営は思っている以上にエネルギーを使うため、キャンプ場に着く前にしっかりと糖質中心の軽食を摂り、水分補給も忘れません。お腹が空いた状態で設営を始めると、すぐにバテてしまい、力が入らなくなることを過去の経験から学びました。
キャンプ場に到着したら、まずはテント設営に取り掛かります。サイトの地面の状態を見極め、ベストな場所を選びます。これは、まさに自分の「住む家」を建てるような感覚。暑い日には、設営だけで汗が吹き出し、身体はすぐにバテてしまいます。設営が終わると、道具類をテントの入り口付近に放り込んで、ようやく一息つくのです。
自然の風とキャンプの醍醐味
お気に入りのキャンプチェアに腰を下ろし、川から吹く涼しい風を感じる瞬間が、キャンプの醍醐味です。クーラーの冷風とは違い、自然の風は肌に優しく、心身をリフレッシュさせてくれます。長時間冷房の効いた部屋にいると、肩や背中が凝り固まり、体調を崩しがちです。それに比べて、自然の中で吹く風は体をリラックスさせ、自然の優しさを感じさせてくれます。
キャンプに来るたびに思うのは、自然の厳しさと優しさが同居しているということ。自然は過酷な環境を与えることもありますが、同時に生き物に優しい一面もあります。これを実感しに、私はキャンプへ出かけるのです。自然との調和を感じ、自分が自然の一部であることを実感することが、キャンプの最大の魅力の一つです。
キャンプのルーティーンと儀式
キャンプには私なりのルーティーンがあります。テントを設営し、焚き火台やテーブル、椅子を設置し、食材を準備。すべての準備が整ったら、まず最初に缶ビールの栓を開けるのが私の「儀式」です。この一杯が、キャンプの始まりを告げる合図。「今日はキャンプに来たぞ!」という気分が一気に盛り上がります。車にはもう乗れませんし、キャンプ場周辺では飲酒検問があるかもしれないので、ここで一泊することは決定事項です。
このビールを飲む瞬間が、日常生活からのつかの間の別れを告げる「儀式」でもあります。キャンプに来た以上、日常のストレスや束縛から解放され、ただ自然と向き合い、自分自身をリセットする時間が始まります。ストイックに聞こえるかもしれませんが、これが私の楽しみ方です。
キャンプを通じたリセットとリフレッシュ
このルーティーンを繰り返すたびに、私は自然と向き合い、心と体をリフレッシュさせることができます。テントを張り、焚き火を囲み、自然の中で過ごす一泊が、私にとっての「非日常」そのものです。仕事や家庭の忙しさから解放され、自然のリズムに合わせて過ごすことで、心が落ち着き、リフレッシュされるのです。
ビールで軽く酔いながら、風景を眺めたり、焚き火の炎を見つめたりする時間は、日常では得られない贅沢なひとときです。大自然の中で過ごすことで、心が広がり、リセットされる感覚を味わいます。この感覚こそが、私がキャンプを続ける理由です。
まとめ:中川流ルーティーンの確立
「中川流ルーティーン」は、還暦を迎えた今、無理をせず、自分のペースでキャンプを楽しむスタイルです。自家用車で移動し、キャンプ場でテントを設営し、自然の風を感じながらリラックスする。そして、ビールを片手に日常から解放される時間を楽しむ。これが私にとってのキャンプの醍醐味です。
このルーティーンを続けることで、心身ともにリフレッシュされ、また日常に戻るための活力を得ることができます。年齢を重ねても、自分のペースで自然と向き合い、キャンプを楽しむ時間を持つこと。それが「中川流ソロキャンプスタイル」の核となり、これからも続けていく私のルーティーンなのです。
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