キャンプで冷えた飲み物や新鮮な食材を保存しておける「クーラーボックス」。暑い日のキャンプから寒い日のキャンプまで年間通して使える便利なキャンプ道具です。クーラーボックスに食材や飲み物を入れて持っていけば、キャンプ飯もより美味しく作れることでしょう。そんなクーラーボックスですが、ハードタイプとソフトタイプの2種類あるのを知っていますか。それぞれの特徴とデメリット、そしてソロキャンプでの保冷力を高める方法についても紹介していきます。

クーラーボックスの種類

・ハードタイプのクーラーボックス

ハードタイプのクーラーボックスは、保冷力や耐久性に優れているクーラーボックスです。ボックスタイプなので、持ち運びしにくかったり、使わないときの保管場所が必要になりますが、長時間の保冷やクーラーボックス内のものが破損したり潰れたりすることがないのが魅力的です。保冷力は使われる断熱材によって異なりますが、ソフトタイプのクーラーボックスに比べると保冷力は高く、1泊のキャンプでも問題なく使用できるほど。また、外側の素材が頑丈で外部からの衝撃があっても、クーラーボックス内の食材や飲み物が割れたり潰れたりすることなく安全に保管できますよ！物によってはテーブルやイスの代わりとしても使えるものもあり、荷物の軽減にも繋がります。ただ、ハードタイプのクーラーボックスは値段が高いのが難点です。

・ソフトタイプのクーラーボックス

ソフトタイプのクーラーボックスは、軽量でコンパクトになるクーラーボックスです。ショッピングバッグのような形をしているので、使わないときには折りたたんで収納できます。また、ソフトタイプのクーラーボックスは布などの生地素材なので、入れるものによって形を変えられたり、置く場所に合わせて柔軟に形を変えられるのも魅力的。ただ、ハードタイプのクーラーボックスに比べて耐久性が低いため、あまりにも重いものを入れたり詰め込みすぎたりすると破れることもあります。また、ハードタイプのクーラーボックスよりも保冷力が低いので、長時間の保冷には不向きというデメリットもあります。

クーラーボックスの保冷力のコスパ上げる方法

・使用前から冷やしておく

クーラーボックスの保冷力を上げるためには、使用する前夜からクーラーボックス内を冷やしておきましょう。ソロキャンプに行く前夜から保冷剤や氷でキンキンに冷やしておくとクーラーボックスの保冷力を高められます。事前に保冷剤を入れて冷やしておいたクーラーボックスと常温状態のクーラーボックスと比べると、保冷力にかなりの違いがあるので、長時間保冷力を高めておきたいなら、前夜からクーラーボックスを冷やしておくのがおすすめです。

・地面に置かない

クーラーボックスの保冷力のコスパを上げるためには、地面に置かないことが大切です。クーラーボックスを地面に置いてしまうと外気温や地面からの熱によって、保冷力が低下してしまいます。ソロキャンプにクーラーボックスを持っていくなら、底上げして風通しのいい日陰に置いておくと保冷力のコスパが上がるのでおすすめですよ。また、直射日光でもクーラーボックスの保冷力を低下させてしまうので、日陰や風通しのいい場所に置くようにしましょう。

・開閉回数を減らす

開閉回数を減らすことも保冷力のコスパを高める大切な方法です。クーラーボックスは開けた瞬間に冷気が逃げることで、クーラーボックス内の温度が上がってしまいます。こまめに何度もクーラーボックスを開けるとクーラーボックス内の温度はどんどん上昇してしまい、保冷機能が全く役立たなくなってしまうので、できるだけ開閉回数を減らしましょう。また、保冷バッグで小分けにして入れておくと、クーラーボックスの温度も上がりにくくなりますよ。

・強い保冷剤や氷を入れる

クーラーボックス内の温度を保つためには、強力な保冷剤を入れたり板氷を入れましょう。一般的な保冷剤だとソロキャンプ中に溶けてしまうので、できるだけ強力な保冷剤を用意してください。もし、強力な保冷剤がない場合には板氷でもOKです。氷でクーラーボックス内を冷やしておくと、溶けてしまったときに飲水としても使えるので、使用後の荷物を減らせるというメリットがあります。

・常温の食材や飲み物を入れない

クーラーボックスは、温度を保つものです。そのため、冷たいものを入れればクーラーボックス内の温度は低くなり、常温のものを入れれば温度は上がってしまいます。クーラーボックスは、保冷はできますが冷蔵はできないので、常温のものよりも冷えたものや凍ったものを入れるようにしましょう。クーラーボックスは、温度を均一にしようとするので、入れるものの温度によって全体の温度が変化します。クーラーボックス内を冷たくしておくなら常温のものは避けるようにするといいでしょう。

保冷力を高めたクーラーボックスを持ってソロキャンプを満喫しよう

食材や飲み物を冷たい状態で保管しておける「クーラーボックス」には、2種類のタイプがあり、それぞれにメリットとデメリットがありました。保冷力や耐久性を重視するならハードタイプ、持ち運びやすさやコンパクトさを重視するならソフトタイプがおすすめです！使う目的を明確にすることで自分にあうクーラーボックスを見つけられるでしょう。また、今回紹介したクーラーボックスの保冷力を高める方法を試すと、より高い保冷力を得られるようになるので、ぜひやってみてくださいね。クーラーボックスを持っていって、快適なソロキャンプを満喫しましょう。