日陰や雨除けとして大活躍してくれる「タープ」。ソロキャンプに絶対に持っていかなくちゃいけないものではありませんが、あれば便利なキャンプ道具です。気持ちいい青空の下、開放感たっぷりの中でソロキャンプを満喫している人はたくさんいます。しかし、天候や季節によってはタープがあったほうが便利なことも少なくありません。この記事では、タープを持っていくメリットとデメリット、そしてソロキャンプ向けのタープの選び方について紹介していきます。

ソロキャンプにタープを持っていくメリット

・日よけになる

タープは、強い日差しをカットして日陰を作る役割があります。日差しの強い夏や秋のキャンプ、日陰の少ないキャンプ場ではタープがあれば快適にソロキャンプを過ごせちゃいます！キャンプは基本的に外で過ごすものなので、日陰があると活動しやすく、風が抜けやすいタープを張っておけば日差しが強い季節でも涼しく快適に過ごせますよ。また、UV加工されているタープなら紫外線もカットしてくれるので、日焼けが気になる人でも安心してソロキャンプを楽しめます。

・小雨や急な雨をしのげる

タープを張っておけば、小雨や急な雨でもタープの下で快適にソロキャンプを楽しめます。タープの下にソロキャンプ用のテーブルやチェアをセットすればリビングのような空間となり、雨を見ながらのんびりとソロキャンプを満喫できちゃいますよ。また、火に強い素材のタープなら、雨が降っている日でも焚き火やBBQも楽しめます。雨の音を聞きながら、のんびりとソロキャンプを楽しめるのはタープのおかげですね！

・プライバシーの確保ができる

ソロキャンプは、誰にも左右されず1人でキャンプを楽しむのが最大の魅力ですよね！しかし、キャンプ場には多くのキャンパーがいて、なかなか自分のためのキャンプができないこともあるでしょう。そんなときはタープを張って周囲からの視線をカットしてしまえば、自分だけのプライベート空間が作れちゃうんです。タープには色々な張り方があり自由に形を変えられるので、自分を囲むようにタープを張れば、周囲からの視線が気にならず、快適にソロキャンプを楽しめますよ！

・テントサイトがおしゃれになる

テントとタープを一緒に使うことで一気にテントサイトがおしゃれになり、素敵な空間でソロキャンプを楽しめます。見た目がおしゃれなワンポールテントやクールなパップテントとタープを組み合わせれば、雰囲気もよくおしゃれなテントサイトが作れます！また、ポールの数や高さに変化を出したり、角度を変えるなどタープの張り方も変えてみたり、気分によって張り方を工夫してみると、自分だけのおしゃれなテントサイトが完成しますよ！いつものソロキャンプにタープを追加しておしゃれな空間でソロキャンプを満喫しましょう。

・テントの代わりになる

ときにタープは、テントの代わりとしても活用できます。上級者向きの使い方になりますが、できるだけ荷物を減らしたい人や少しワイルドなキャンプを楽しみたい人は、ぜひ「タープ泊」にチャレンジしてみてください。タープ泊は、タープをテント代わりにしてコットやハンモックをプラスして宿泊する方法です。テントを持っていかなくて済むので、身軽にソロキャンプを味わえますよ！

ソロキャンプにタープを持っていくデメリット

・風に弱い

タープは、小雨や急な雨をしのげる一方、強風に弱いという特徴もあります。生地の面積が大きいキャンプギアなので、風が強くなればなるほど風の影響をダイレクトに受けてしまいます。強風でタープが飛ばされてしまったり、飛んでいったタープで周囲に迷惑をかける危険性もあるので、天候が変わりやすいエリアや強風が吹く予報が出ている日はタープを張らないようにしましょう。

・虫除けが必須

開放感のあるタープは、日差しをカットしながら快適に過ごせるのがメリットですが、壁がない分虫がよってきたり入ってきます。特に食事をしているときには、蜂も寄ってくることがあるので、虫よけの対策が必須です。虫除けスプレーや蚊取り線香、長袖長ズボンなど、虫に刺されないように対策しましょう。また、タープの中には、メッシュ素材のスクリーンタープというものもあり、開放感は失われてしまいますが、虫対策はできるので、虫が多いキャンプ場や虫嫌いな人は候補として上げておいてもいいかもしれません。

・荷物になる

普段のソロキャンプ道具にプラスしてタープを持っていくと荷物になってしまうことがあります。タープ自体はテントより軽量でコンパクトになるものがいいですが、テントもタープも持っていくとなると結構な荷物になってしまいます。車でキャンプ場に行く人やテントサイトに車を横付けできるときには、荷物の多さはそこまで気になりませんが、電車やバスなどで行く場合には、荷物の見直しが必要になることでしょう。

ソロキャンプ向けのタープの選び方

・扱いやすい形のタープを選ぶ

タープには、いろんな種類や形がありますが、ソロキャンプでは扱いやすくコンパクトになる「ヘキサタープ」や「ウィングタープ」を選びましょう。ヘキサタープやウィングタープは、他のタープよりも設営しやすく、収納時にはコンパクトになるので、おすすめの形です。また、張り方のアレンジも豊富で、いろんな張り方を楽しめますよ！

・軽量でコンパクトなものを選ぶ

ソロキャンプでタープを使うなら、軽量でコンパクトになるものがおすすめです。ソロキャンプは運搬、設営、撤収までを1人で行わなくちゃいけないので、1人でもラクに運搬や設営ができるものを選びましょう。重さの目安としては1〜2kg程度のものがおすすめです。これ以上、重いと持ち運びが大変になるので、1〜2kgの範囲でタープを選びましょう。

・機能性で選ぶ

タープには、UV加工されたものや火に強い難燃素材のものなどがあります。日差しをカットしたいならUV加工が施されたタープや遮光性の高いタープがおすすめです。タープの下で焚き火をしたり、BBQをしたいなら火に強い難燃素材のタープを選びましょう。また、雨のことも考えて耐水圧1000mm〜1500mmのタープだと安心ですよ。どんな状況でタープを使うのかをよく考えて、タープを選びましょう。

タープをプラスして快適なソロキャンプを！

タープは必ずしも必要な物ではありません。しかし、日陰や雨除けとして持っておけば、ソロキャンプを快適にしてくれる便利なキャンプ道具です。また、テントサイトの雰囲気を良くしてくれたり、プライベート空間を確保してくれたりと、持っておくと何かと便利なアイテムでもあります。タープの張り方も変えれば、よりソロキャンプが楽しいものとなるでしょう。今までのソロキャンプにタープをプラスして、より快適なソロキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。