快適なキャンプチェアの発見と新たな道具への挑戦
キャンプは準備が重要。前回のキャンプでの反省を踏まえ、今回はしっかりと準備を整えました。その一つが、新しく手に入れたキャンプチェア。これまでのキャンプでは、小さな折りたたみ椅子で不安定に座っていたので、リラックスできる椅子がどれほど重要かを痛感していました。そこで、コンパクトに収納できて軽量、しかも背もたれ付きのチェアを手に入れました。これが実に快適で、キャンプ道具の進化に感動せずにはいられませんでした。
さらに、焚き火台とソロ用の焚き火コンロも新たに購入。以前は手間取っていた焚き火も、これならばスムーズにできるだろうと期待が膨らみました。そして、今回初めて使うのがメスティンセット。兵式飯盒しか使ったことがない私にとって、これで本当にご飯が炊けるのか少し疑問でしたが、使ってみるとその便利さと炊き上がりの素晴らしさに驚きました。
海辺のキャンプ場での再挑戦
今回のキャンプ場は「丸山県民サンビーチキャンプ場」。ここは無料開放されていて、予約も不要という理想的な場所です。無料でキャンプができるなんて、まさに夢のような環境。平日の火曜日に出かけたので、きっと空いているだろうと期待していましたが、駐車場に着くとほぼ満車の状態で驚きました。「平日からキャンプしている人たちは、どんな職業の人なんだろう?」と自分自身を省みる思いでした。
駐車場近くのサイトはすでに占領されており、仕方なく浜側の奥まった場所に向かいました。カートキャリアに積んだ荷物を運ぶ途中、クッカーや飯盒が落ちて派手な音を立てるという、初心者丸出しの醜態をさらしてしまいましたが、それも含めてのキャンプ体験です。
五感で感じる海辺のキャンプ
キャンプサイトに到着し、まず感じたのは、海辺の涼しいそよ風、鳥のさえずり、そして海を渡る船の汽笛。目の前には瀬戸内海の島々が広がり、時折水面から跳ねる魚の音も聞こえてきました。普段はビルの一室に閉じこもっている私にとって、この自然の音や景色はまるで解放感そのものでした。何か忘れていた感覚が戻ってきたような気がしました。
目に映る広大な景色、耳に届く自然の音、風や空気の匂い、肌に感じる涼しさ。五感がフルに刺激され、まさに心身がリフレッシュされていく感覚を味わいました。こういった感覚は、都会の喧騒の中ではなかなか得られないもので、キャンプならではの特別な体験です。
儀式のようなキャンプビール
テント設営を終え、まずはビールで乾杯。この一杯がキャンパーにとっては儀式のようなものです。キャンプ場に着いて一息つき、焚き火の準備や調理を始める前に飲むビールは、どんな高級レストランで飲むビールよりも美味しく感じられるものです。自然の中でリラックスし、誰にも邪魔されず、ひたすら自分だけの時間を楽しむ。これこそがソロキャンプの醍醐味です。
「もうここで泊まるしかない」という覚悟とともに、焚き火の準備に取り掛かりました。夕方の海辺の風を感じながら、ゆったりとした時間が流れていきます。焚き火がパチパチと音を立てる中、調理の準備を進めながら、次のキャンプのことを考える。何度でもこの感覚を味わいたい、そう強く思いました。
メスティンでのご飯炊きに挑戦
さて、今回のキャンプで初めて挑戦したメスティンを使ったご飯炊き。兵式飯盒世代の私にとって、メスティンは少し不安でしたが、やってみると意外と簡単に炊飯できることがわかりました。米の炊きあがり具合を見ながら、少し焦げる匂いがしたタイミングでコンロからおろし、蓋を開けてみると、ふっくらと炊き上がったご飯が目の前に広がりました。香ばしい匂いとともに、米がしっかりと立っているのを見て、思わず「ふはっ!」と声が出てしまうほどでした。
ご飯を一口掻き込み、その美味しさに感動。これなら家でもメスティンでご飯を炊いてみたいと思うほどの出来栄えでした。キャンプ場で自分の手で炊いたご飯は、普段の食事とは違う特別な味わいがあり、それもまたキャンプの魅力です。
五感をフル活用した一人の宴
海辺のキャンプ場で、焚き火の前で一人の宴会が始まりました。目の前には自然が広がり、耳に届くのは波の音と鳥の声、そして焚き火の燃える音。鼻をくすぐるのは、少し焦げたご飯の香り。食事の味もまた格別で、五感をフルに活用して楽しむ時間は、本当に贅沢なひとときでした。
体も心も軽くなり、全身で自然を感じるこの瞬間が、私にとって最高のリラクゼーションです。日常生活のストレスや疲れを忘れ、ただ自然と向き合い、自分自身と向き合う時間。この贅沢さが、ソロキャンプの最大の魅力だと改めて感じました。
キャンプの進化と次への期待
今回のキャンプでは、道具の進化に感動しながら、ゆったりとした時間を過ごすことができました。快適な椅子、焚き火台、そしてメスティン。これらの道具が、キャンプの楽しさを一層引き立ててくれました。昔はシンプルな道具しかなかったキャンプも、今では便利で快適なグッズがたくさん揃っていて、ますますキャンプが楽しくなっています。
夜が更け、眠りにつく頃には、次のキャンプはどこに行こうかと考えるばかりでした。自然の中で過ごす時間は、心も体も満たされるものであり、次回のキャンプへの期待が膨らむばかりです。
まとめ
今回のキャンプは、準備をしっかり整えたおかげで、快適でリラックスした時間を過ごすことができました。新しいキャンプ道具のおかげで、より一層キャンプの魅力を感じることができ、自然との一体感を楽しむことができました。
次回のキャンプでも、さらに五感を研ぎ澄ませ、自然の中で自分だけの時間を楽しみたいと思います。キャンプは、ただのレジャーではなく、心と体をリフレッシュさせる特別な時間です。この体験を続けることで、これからも新たな発見と喜びを味わい続けたいと思います。
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